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ブログ特級麻雀理論(旧:宇宙麻雀理論)の著者
djar(旧アカウント:nmj6 ,旧旧アカウント:devour)氏の何切るより
を選択しないよう求めたのはとのほうが打牌の比較が容易だからという便宜上のものです。
djar氏の打牌はであり,その打牌がいかに損であるかブログで何切る議論をしていたものの現時点で3日以上たってもコメントが反映されていないという状況です。台風等の災害の影響でコメントを返信できない状況か,単に逃げられたのかはわかりませんがここまで日数が空くといちいちブログのコメントが更新されたか見に行くのも面倒になってきたので理由の整理もかねてここで出題&解説しておきます。
なお、氏との議論のなかで牌理の基礎的な部分からわかってないような印象を受けたのでこの問題では基礎的な部分から解説します。(天鳳で5段もあれば眠くなってしまう内容でしょうがご容赦を)
(ちなみに氏いわくこの問題は「8pか9sの二択に思う」とのことで、3pについてはもともと選択肢にないようです)
【1】先にを切るとツモで手が進んだときの形(いわゆる完全イーシャンテン)
に構えることができないので損である。
いわゆる5ブロックに受けるか6ブロックに受けるかという話ですね。
麻雀の和了形は4面子1雀頭の5つのブロックを作ればあがれるので、その5つのブロックを効率よく作ることが牌理の原則になります。
先にドラを固定せんとばかりにを切ってしまうと
と6つのブロックに受けることになってしまうので、和了形の5つのブロックを作るには【1枚有効牌を引いたときにどこかのブロックを落とす必要】があります。
そのためダイレクトにを引いたりを引かない限り結局は残したを切っていくことになります。
そうなると一手進んだ1シャンテンでの片割れが手牌に残ることになり、この【の片割れは手牌の中でほとんど役割がない牌】となってしまいます。
それよりも、先にを切り、次のツモで手が進んだときにを切ればは手牌の中で使っているので無駄がないですね。
例(ツモ打):
※先にを切っていると上記の手牌のがになることになる
上記の例でもわかるように、
【ブロックが6つあるときは一番弱いブロックを落とし残る5つのブロックを強くするように打つのがよい】
これがデジタル麻雀の基本的な打牌の法則です。
なぜ、こうした5ブロックにするかというと6ブロックに受けても1シャンテンではブロックを5つにするように選択せざるを得ず、結果的に6ブロックに受けると1シャンテンでの受け入れが減ってしまう(上記手牌で788pの形が残らないように)からです。
麻雀では1シャンテンから聴牌までの受け入れが一番狭くなりやすく,一番成功確率が低くなるステップなので
【1シャンテンから聴牌への成功確率が高くなるように打つ方が全体的な手牌の成就の確率は高くなる】のです
(いわゆる1シャンテンピーク理論)
djar氏はの形に関してドラそばの危険性や縦ツモの打点の低さや安牌が抱えられないなどの理由をあげ、ちゃんとそういったことを比較しているのかという旨の発言をいただきましたが、
【先にを切った際に1シャンテンになった時に残るのはで、価値のない牌ということを
djar氏はちゃんと理解して比較していたのかどうか】非常に疑問であります。
もしそういう点を理解していたのならの形はメリットにこそなれデメリットにはならないと理解できるはずなのですが……
(安牌に関しては自模った際にからを切ってもいいし、先にを切っていれば多少受け入れや変化は減るものの2シャンテン時点でをリリースして抱えてもいい
それに対し、先にを切っていると安牌を抱えるにはせっかく残したの形を崩すので2シャンテンでは安牌を抱えるロスが大きい上浮いたが残るので損)
【2】先にを切ってしまうと変化の質が落ちる
先にを切ったであれば、
ツモ 打のタンヤオへの振り替わりや
ツモ からまたはでタンヤオを見ながら手組する変化
ツモ 打で手が進んだときにさらにツモでと雀頭を振り替えする変化
ツモ 打で一応イーシャンテンになる受け入れ
(カンの待ちが嫌でもダイレクトなら聴牌取り,それ以外はで聴牌取らずでも損にはならない
djar氏いわく「8sなんて引いてもクソみたいな向聴でしかないしwww」とのことだが、聴牌取らずも考えればプラスにはなってもマイナスにはならないことに気が付いているのだろうか?)
といった先にを切っていると見れなくなる質の高い変化が残りますが先にだと見れません。
これはなぜかというと,これらの変化では【を対子として使っている変化だから】ですね
あがりには雀頭(対子)が必ず1つ必要になるので、
【先にを切ってしまうとこの手牌の雀頭は基本的にに固定されてしまいます】
そのため手牌の柔軟性がなくなり、【を対子としてみることで生じる有望な変化】がごっそりなくなります
上記のように雀頭候補を柔軟に変えられるため麻雀では対子2つの形は基本的に強く(2対子理論)
雀頭を固定すると見れなくなってしまう変化も少なくありません
ちなみにdjar氏は先にを切った際のメリットとしてツモを挙げており、私がツモに関してターツが両面に変化してもターツオーバー(※6ブロック)だから結局両面落とすことになって1シャンテンでの受け入れが増えずあまり痛くないと主張したところ
「別に(注:ツモが)痛いって程でもないが、↑のゴミみたいなメリットに(注:を残すことで見れる変化の文脈)比べたらロスに思う」との返答をいただけました はたしてターツオーバーや2対子に構えた際の牌理について氏が理解しているのかはなはだ疑問であります。
こうした事情を考えますと、先にを切ることは受け入れの面でも変化の質でも劣るようにしか思えないのですが、
皆様はいかが考えますでしょうか?
私なんかでは一切考えずに切り捨ててしまう打牌なのですが、
「強者が更に強者になる為のセオリー」と大言壮語しブログを記述しているdjar氏がまさかこんな
デジタル麻雀の基礎レベルの打牌ミスをするとは思えないため、何か深い理由があるのかもしれません
願わくば上記にのべたような内容を見事に反論できる理由を氏の口から明確に聞きたいものです。
aiueo