初級 No.22797の問題

No.22797 東1局 1巡目 東家 ドラ

ツキとは、俯瞰的に見る必要があります。
例えば、典型的な「三面待ちがタンキに負けたのでツいてない」という意見は、待ち牌の枚数だけの評価による判断であり短絡的と言えるでしょう。

先日、メンチン待ちリーチ(しかも場に一枚も見えてない)がリーピン待ち(3枚2枚切れ)に負けて、悔しがっている人を見ました。
待ち枚数だけでいうとメンチン側14枚vsリーピン3枚で、圧倒的有利にも関わらず負けてしまい、メンチン側の人は悲しいほどツイていないように見えます。

しかし実際は、
・メンチンリーチ故に筒子がバカ高くなっており、また全員の警戒も集中しており、筒子は誰も切りたくないような状態であった(端牌すら生牌)。その分萬子はかなり安く、しかもはメンチンリーチの現物であった。

・降りている他家は複数枚持って止めていたものの、一枚しか持っていないは現物切り終わった後すぐに出た。

という状況であり、実はメンチンリーチ側は警戒レベルが強く出あがりはかなり厳しい状況であり、片やリーピン側は出あがりがかなり期待できる(他家に一枚でもあれば出そう)ような状態であったことがわかります。

これを踏まえて考えますと、メンチン側とリーピン側は、上がれる可能性においてはだいたい五分五分、もしくはリーピン側がやや有利、くらいの戦いだったのではないのかな、と思います。
待ち枚数以上に、「待つ牌」は重要な要素であるのです。

牌を選択して回答

カテゴリー

この問題をブログなどに画像で張り付け 画像のダウンロード

この問題をテキストで貼り付け

新しく問題を作る

問題の作成はログイン後に可能です